難着雪リング除去装置
本装置は送電線上を走行しながらSRリングを自動的に検出し、2枚のツメでSRリングを左右からはさみこみ、前後逆方向にずれてリングを引きちぎるという仕組みで外すことができる。
検出はマイクロフォトセンサ、エンコーダ、リミットスイッチの3つで行い、SRリング同士が近づいている場合は2つから3つを同時に検出し、まとめて取外しを行うことができる。
本装置は送電線建設技術研究会より「太刀川賞」を受賞した。
※現在は使用されていません。
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難着雪リング取付け装置
豪雪地帯では、電線の着雪を防ぐためSRリングが不可欠だが、人の手で数10キロにもわたる電線に取り付けるのは大変な労力である。そこでSRリング取付けロボットを開発した。
本機は、ロボット本体とリングケースからなり、地上からのラジコン操作によって前進、後退、作業、スリーブ通過、停止の動作を行う。リング取付け間隔はあらかじめ設定することができ、また、リングも極小サイズ(38SQ)から中サイズ(200SQ)までカムとドラムを交換するだけで対応できる。本体には安全装置が組み込まれ、障害物に触れるか、スリーブに乗り上げた場合、自動停止する。
同機は重量48㎏、取付速度は約2.7秒/個(300㎜ピッチ)と高い能力を有している。
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